リアルタイムで聴いていた頃を思い出しました。懐かしいアルバムです。おすすめ度
★★★★★
ユーミンが27歳の時に45回転LPで発売されたミニ・アルバムです。アルバムのテーマと形態によって、他のユーミンのアルバムとは一味違う仕上がりになりました。
冒頭の「スラバヤ通りの妹へ」が大好きでした。レコードの時もよく聞きましたが、25年の月日を経て再び♪RASA SAYANG GEH・・・・♪のフレーズを聞いた時は旧友と再会した感じです。インドネシア民謡の「ラサ・サヤン」をモティーフに取り上げており、彼女の実体験のような重みのある歌詞が印象的でした。異国情緒溢れるという月並みの表現でしか表わせませんが、メロディと歌詞、そしてこめられたメッセージが心を揺さぶります。
あの頃のユーミンは、時代の先端を走っていました。他のアーティストに先駆けて、アジアへの関心を持ってこれらの4曲を作ったのだと思います。この意欲的なアプローチは四半世紀たっても色褪せていないと感じました。
ポップな「HONG KONG NIGHT SIGHT」も好きですし、アカシヤで有名な大連を歌った「大連慕情」も雰囲気がありますね。このようなしっとりとした曲にユーミンのオリジナリティが感じられます。
「わき役でいいから」もいいですね。荒井由実時代の名曲の系譜を感じさせるノスタルジア溢れるポップスです。4曲しか収録されていませんが、従来のユーミンとは少し系統が違うアルバム・コンセプトが今でも聴かれる理由なのでしょう。
実はきらいだったのに・・・認めざるを得なかった作品おすすめ度
★★★★★
実は、どうもデビューの頃からユーミンは好きになれなかった。声の質だろうか、どうも肌に合わなかった。・・・と思っていました。ごめんなさい。
あるとき、ティン・パン・アレーの「ホンコン・ナイト・サイト」を聞き、いい歌だな〜と思ったら、何とユーミンの作った歌。
当時、満洲国について調べていた私は、「大連慕情」でKOされました。どうやったらあの当時の雰囲気が出せるこんな歌を作れるのか?
写真でしか見たことのない当時の大連の様子が目の前に浮かぶ詞。ユーミンの才能を認めざるを得なかった瞬間でした。とにかくすごい才能です。
アジアに目を向けた異色作おすすめ度
★★★★★
インドネシア、中国、香港を舞台にした佳作そろいのアルバムです。
中でも「スラバヤ通りの妹」は傑作だと思います。
年寄りは日本人に目をそむけ、しっかり者の少女はユーミンの前をあるいていく。
いつもは心に浮かんだ絵を曲にするユーミンですが、このアルバムはどうしても実体験としか思えない歌詞が素晴らしいです。
他のアルバムとは違う感じがするこのアルバムは、何度聞いても飽きさせません
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