ホソノさんの話を聴く、ということ。おすすめ度
★★★★★
「アンビエントの海からポップスの陸に上がった」という記号めいた言葉が、この書籍の中枢にあり、また同時に現在のホソノさん自身の歴史(もちろん一部だが)に触れることのできる唯一の手がかり、なのではないだろうか。前半に位置する「対談」は、なじみの方々との交流を描く、なんとも通俗的なものにすぎない。しかし後半にある「問答2001」はちょっと危険である。これは、読みやすさを優先してしまったが故に、どこか「簡素」なイメージが浮かぶが、内容はかなりエスプレッソである。『音楽』を土台にした生活論であり、民俗学の部類にも入り込んでくるだろう。現代ではなく、近代に意識を傾けているようにも思う。そのすべてが、ホソノさんの言葉で語られていることに、どうしようもない価値があるのでは、ないだろうか。音楽だけではない、むしろ『言葉』にこそ、ホソノさんの魅力があるように思えてならない。
当時、ホソノアワーを聴けなかった世代には珍品です。おすすめ度
★★★★★
大滝詠一さん、ムッシュかまやつさん、鮎川誠さんなど、
1980年代のテクノポップを中心とした
日本の音楽シーンを研究している
私のような若輩者には研究資料として興味深い本です。
テクノといっても現在流行っているテクノとは
まったく違う音楽なのだなあ、と勉強になります。
これを機会に他のYMOのインタビュー本も読んでいきたいと思います。
(付録のCDは貴重な音源が入っていてうれしかった!)
ゾイド
初代ガンダム
ウルフルズ
茶道
雷門