今までは先頭を走ってきた、これからは遅れても走り続けるというメッセージを感じる作品です。例えば「コンパートメント」の再現など、今までの思い出を一つ一つ箱にしまっていくようなコンサートです。逗子よりも完成度の高い内容、しかし学芸会を極めたようなのりは健在、楽しませてくれます。「埠頭を渡る風」の「もうそれ以上、、、」のくだりを聞いていると、まだずっとやっていくんだと思うと同時に、全てが終わったときなぜか「せつなさ」という情緒が残る作品です。
ユーミンでしか表現できない夏のきらめきとせつなさおすすめ度
★★★★★
私も4月29日、30日の代々木競技場で観たのですが、
このツアーの素晴らしさに改めて堪能しています。
なにより逗子でのコンサートへのオマージュと言う事が嬉しかった。
(私は残念ながら一回しか行く事が出来なかったのですが、それでも
今まで観たコンサートでは特別鮮やかな印象があります。)
それにこれまでの名曲群が今もって新鮮なののに加えて「Blue Planet」
「哀しみのルート16」と言った新しい曲も負けない素晴らしい。
特に「Blue Planet」が夜の遊園地を背景に歌われるシーンは大好きです。
(夏を迎える日の夜の期待感が蘇ってきそう・・・。)
映像的にはコンサートの見所を漏らさず捕らえているとは思います。
最後の記念写真風のセピア調の映像の扱いも良かった。
ただMCはやはり入れて欲しかった・・・。
ユーミンの実力を示した、素晴しいステージおすすめ度
★★★★★
本作は昨年7月のライブを記録したもの。前半は夏の海辺をイメージさせるコンセプトで統一された見事なショー。海辺のコテージと灯台を中心にしたステージ・セット、車、優雅な踊りと楽しいダンス、そして光とスモークがステージを盛り上げる。でもなぜか感傷的な気分になるのは、ユーミンや私の世代にとって青春が遠いものになりつつあるせいか? コンサート中盤には本コンサートのハイライトの一つであるアリーナ中央の舞台でUnplugged(ベースはエレキだが)のショーが展開され、その後はつなぎの曲を幾つか挟んで、お約束の埠頭を渡る風、最後は大名曲Destinyでお開きとなる。途中ユーミンはアリーナを数回駆け回るが、コンサートでの運動量はミック・ジャガーにも負けないのではなかろうか。それでも息切れしないのはさすが一流中の一流たるプロの証。昔と変らない体型、そして発散するオーラの凄さを保っているのにも本当に感心する。演奏曲目も最近のものから荒井由美時代のものまでカバーし、よく練られている。個人的にはやはり数十年前の昔の曲(8,11、22曲目など)が古さを感じさせずに聴けるのに大満足。中でも、中年男性にとっては「守ってあげたい」が聴けるだけで感激という人が多いのではないでしょうか。結論として、日本のポップスを開拓し、今も先頭ランナーであり続ける本作のユーミンから男性も元気をもらえること確実です。そのユーミンが内面を自分で語り、コンサートの舞台裏も見せてくれるDISC2(長すぎないのが嬉しい)も必見です。
感動が甦る!おすすめ度
★★★★★
ほんとに久しぶり・・・そして待望のユーミンのツアーのDVD化。
ツアーだけではなく、DVDとして商品化するにはどうなの?っていうクオリティの、実施されたあらゆるライブをことごとく商品化しているアーティストをみると、ユーミンのライブはいつもクオリティが高くて見ごたえあるのに、なかなか商品化してくれないのはほんと残念・・・と常々思ってただけに、このツアーのDVD化はただただうれしい!
2004年の夏の公演を最後に幕を閉じた「SURF&SNOW in Zushi Marina」へのオマージュとユーミン本人がMCで言っていたが、ここは逗子なのか・・・?と錯覚してしまうような最高のステージ。一緒にコンサートに行った友人と話したのは「存在しないはずのプール、ヤシの木、海風・・・を感じるようなステージだった」と。
もう戻ってこない時間、過ぎ行く夏への切なさ・・・そんな気持ちで胸がいっぱいになる最高のツアーの感動が甦り、幸せな時間を堪能できることでしょう。
あえて個人的な要望というか、意見を言わしてもらえば・・・
●MCは全カットなんだけど・・・ユーミンが物語を進行していくような、そして逗子への想いを話したMCがちょっと聞きたかったかも。
●ツアーの前半で歌っていた「もうここには何もない」が「ハートブレイク」になっていたのがちょっと残念。もちろん「ハートブレイク」の『コンパートメント』の作品を再現した演出は大好き!なんだけど、個人的には「もうここには何もない」がかっこよくて大好きだったので・・・。
2006年夏のツアーのDVD化おすすめ度
★★★★★
2006年発売のオリジナルアルバム「A Girl In Summer」に連動したツアーの映像を収めたのがこのDVDだ。美しさあり、ダンスあり、ロックあり、爆発あり。非常に楽しめる内容だ。ユーミンのライブに行ったことのある人もない人もぜひとも見て欲しい、そんな作品だ。
改めてユーミンの若さにびっくりした。52歳(このツアー当時)とは到底思えない。
ピンポイント 天気予報
デイトレード
小田和正 歌詞
由比ガ浜
イタリアツアー