ごいすーおすすめ度
★★★★★
1980年リリース、2005年リマスタリング。17年ほど前に初めて聴いたのですが、当時は(後述のリマスター問題とも関連しますが)「テクノポップの一種」という認識しかありませんでした。それから5年位後、イギリスのテクノ方面で再評価されているらしいことを知り、改めて聴きなおしてみたところ、ノイズ、ダブ、インダストリアル、コラージュが組み合わさったとんでもない作品であることに気づきました。気づくのが遅かった。orz
いろいろ語られつくされている名盤なので、ここではリマスター後の特徴についてレビューします。素人耳なので自信はありませんが、個人的に感じたことは下記の3つです。
・リズムの音が格段に良くなった
・特に"thatness and thereness"と"the end of Europe"で埋もれていた音がクリアーになった
・音の左右の定位がより緻密に感じられる
聴き返すたびに新たな発見のあるすごい作品!!! おすすめです。
余談:YMOの「BGM」「Technodelic」とこのアルバムは、特にリマスターの効果が顕著です。以前持っていたリマスター前のCDは、音がペラペラ(本作に限らず80年代の音楽の共通課題)で、90年代中期以降にリリースされた作品に比べると寂しい音像でしたが、リマスター後は現在のエレクトロニカやポストロックと比べても遜色ありません。リマスターでこんなにも変わるのであれば、90年代に過小評価された80年代の作品の評価が変わるのも当然です。楽器の音やテクニックではなく、スタジオの技術とエンジニアの耳で作品の出来が大きく左右されるとなると、少し複雑です。ネット配信曲の音質はどうなのか? 等々考えさせられます。
今だから分かる音楽おすすめ度
★★★★★
オリジナルは1980年。
YMOブレイク真っ只中です。
当然、当時のYMO的なものを期待して聴いたんだけど全然違いました。
「ダブ」という、音源テープを切り貼りしたり、ミキサーやエフェクターを不自然に操作したりする前衛音楽的な手法で作られたもので、当時の私にも実はまったくノイズにしか聞こえなかったです。
でも「自分は前衛音楽を理解できる優れた人間だ」と思いたくて背伸びして無理やり聴いていましたね。本当は不快に感じた音なのに。
それが27年経ってふたたび聴いてみると、良いんですよこれ。
坂本龍一は時代の先を行っていたんだなぁ、とあらためて尊敬です。
麻薬おすすめ度
★★★★★
タイトルは知りつつ長い間野放しにしていたアルバム
一度聴いたらやめられず、もう一度もう一度とダれることなくリピートしてしまいました
現代のIDMを先取りしているような音で、まさにこれは「麻薬」
買うなら絶対アナログ盤おすすめ度
★★★★★
初期の坂本龍一の、アルバムは、過激である。その頃、細野氏の言う匿名性の強い音楽というものが、1枚目とこの(B-2 UNIT)に顕署に表れていると思う。この作品は、25年以上経過しても、古さを感じさせず、現在でも通用するパワ-を秘めた音源である。そしてまた、この作品を、リスペクトするミユ-ジシヤンの数には、計り知れないものがある。 ル-・リ-ドの、ベルリンに、インスパイアされた唯一のボ-カル作品( THATNESS AND THERENESS )YMOのライブでも演奏されたことのある近未来のダンス音楽( RIOT IN LAGOS )メロデイラインは、明らかにフア-ストからの流れをかんじさせる(ICONIC STORAGE )ジヤケツトセンスも最高だし、アンデイ・パ-トリツジのTAKE AWAYと合わせてダブ・ミユ-ジツクの、最高傑作。合わせて聞くべし。ちなみに当時の坂本氏は、YMO以外にも、B-2 UNIT BANDというUNITを組んでいたことを思い出す。
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