心地よい緊張感あふれる実験的アルバム。おすすめ度
★★★★★
これまでのポップスやボサノバの要素を取り入れた
アルバムとは違い、これまでできなかった実験的な試みも
聞くことができる。アルバム自体はバラエティーに跳んだ
曲作りがされていて、全体的な統一感は感じられないが
後半になるにつれて、曲同士の緊張感があり
最後のSeven Samurai - ending themeでこれまでの緊張が解き放たれる
という構成になっている。
曲の印象はcoroはほとんどノイズで構成されているが、これが後編の曲のアプローチ
になっている。Ngo / bitmixは1960年代のフランスフィルムノワールを感じさせる
甘い優雅なピアノ曲。このアルバムには、デヴィット。シルヴィアンが参加しており
戦場のメリークリスマス以来(?)の甘い歌声も聴ける。
このアルバムには、いろんな意見があるが聞けば聞くほど
新しい音楽への意気込みが感じられる。
やはり、日本を代表する世界的な音楽家。
Fashon & Beautiful Albumおすすめ度
★★★☆☆
新たに出てきた音楽の制作手法を自分の作曲にさらっと溶け込ませる、という意味でファッションのような印象を持ちました。
正直に言うとずしんと来るような深い衝撃や感動は受けなかったが、全曲さすがに質の高い仕上がりである。
また随所に彼独特の甘いメロディも楽しめる。
個人的にアルバム後半が気に入っています。
2曲目のノイズチューンは、アニメ映画゛APPLE SEED゛に使われたものだが深い意図はなく、ちょっとしたインパクトを与えるつもりで作ったのでは?と思う。
彼は本物の音楽家であり目立ちたがり屋でもある。
彼の活動は近年ジョビンのカバーやアコースティクな路線が続いていた。
だからソロアルバムでは違うことをやろうと、先端を行こうとしてちょっと意気込みすぎたのかもしれない。
個人的にこのアルバムの満足感を例えるなら、値段はCDアルバム1枚の方が安いけど、洗練されたTシャツを一枚買ったようだ。
良くもなく、悪くもなく。おすすめ度
★★★☆☆
「世界市民」や「NGO」といったストレートな題名には違和感を感じる。
評判の分かれる二曲目も含めて好きな音ではあるが、構成的に中だるみがあることも否めない。
一曲目は新鮮でよかった。韓国語の音感は苦手だったのだが、ヒップホップとの相性を示されて驚いた。
熱しやすく冷め易い音源。おすすめ度
★★★☆☆
初めて聴いた時、
「UNDERCOOLED」が何語だか分かりませんでした。
でも言語の壁を越えて一瞬で引き込まれました。
歌詞もいいですよね。
やっぱり彼の言語ではわかりませんけど。
NewBalanceのCMソング「Ngo」や、
今や東京名物・六ヒルの「the Land song」等々。
有名な曲もぞろぞろ。
ゲーム主題歌「Seven Samurai」も入ってますね。
でも、
僕はどうしても「coro」が許せません。
だってノイズじゃん、ただの。
あれのせいで星3つ。
アレを理解できる日が、僕には来るとは思えません。
最近のアルバムの中では、聴くに値するレベルのアルバムおすすめ度
★★★☆☆
2曲目は、ノイズの塊みたいな曲で、「これ曲じゃないだろ」という感じですが、3〜7曲目あたりは、それなりに聴くに値するレベルになってきます。このあたりの、ゆったり系のエレクトリック・サウンドは、今、ハウス・テクノ系の音楽の中で、そこそこ人気になっていて、1つのジャンルとして確立しています。J-POPや日本のインスト系だけ聞いている人は、坂本龍一が、すごく画期的な音楽をやっているような感じを受けるかもしれませんが、そうじゃないということです。このあたりの曲が気に入った人は、ハウス・テクノ系の音楽のブラウジングも、たまには覗いてみたらよいと思いますよ。
ゆーみん
L
中島みゆき
歯科医
グルーミング