人類、地球、20世紀の集大成おすすめ度
★★★★★
一言で言って、「力入ってます」。
普段はスマートにピッピっと新作を差し出すといった感じの教授が、何やら大仰なことをしたなあというのが、当時の印象でした。
教授の私的な領域での音楽センスと建築、そして思想が、歴史上の人物のSEや、現代音楽、民族音楽、クラシック、オペラ等の媒体とみごとに融合し、深く、重く、我々に迫って来ます。
戦争、科学技術、生命、地球を一つの閉じたホメオスタシスを持つ生命と見なすガイア理論、ダライ・ラマの独白・・・。これらの一見大仰とも言える史実や思想が、このアルバムを聴いていると他人事ではなく、自分も確かにその責任の一端を担っているのだと思い知らされます。
4. 1-2 Science and Technology でのオッペンハイマーの「私は世界の破壊者」という自戒の嵐は、地球のホメオスタシスを破壊しつつある我々人類全員が持ち合わせていなければならない共通の「危機感」でもあるでしょう。
3. 1-1 War and Revolution 、2. 2-2 History of Gaia 、5. 3-3 Light の最終章にこのアルバムを象徴するかのような共通の美しいコーラスが聴けます。「美しい」という言葉が恥ずかしくなるくらい、無駄の無い、この世のあらゆる汚辱を一身に受けつつ、浄化に向け一筋の光を放つような荘厳な旋律です。
ライブを見そびれた者としては、映像作品も出して欲しいところ。
・・・てゆうか何で出てないの・・・??。
総括おすすめ度
★★★★★
世紀末だのミレニアムだのと言われていたこの頃だったが、結局のところ少なくとも世界中のあらゆる芸術家でこの作品のように20世紀の総括といった壮大な挑戦を試みる者など皆無であった。むろん不可能である事を承知の上で試みる、そんな度胸がある者などそうそういるわけもないのだが。それを受けて立った坂本にはそれだけで拍手を送りたい。その心意気に対して尊敬の念を覚える。プロファイリングの手法としては一言で言うならゴダールの「映画史」と考えてよいと思う。
Opera Musicおすすめ度
★★★★★
ちょいとすごいです。全身を揺さぶる感動がここに。映像がなくても十分にいけてます。おそるべし坂本龍一。10点中10点
五感が揺さぶられるおすすめ度
★★★★★
LIFEの公演を見に行ったのは学生時代。公演の最後を締めくくったのは世界各国からの一流の歌い手達のコラボレーション。その歌声をこのCDでもう一度、あますことなく楽しむことができた。音楽を聴いて初めて全身に鳥肌が立った記憶がよみがえる。来て見て触ってならぬ、聞いて聴いてきいて!
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