アイドル歌手からシンガー・ソング・ライターへと脱皮する過渡期にあたる曲集おすすめ度
★★★★★
「磁気嵐」の伸びやかなヴォーカルを聴いていますと、シンガーとしての竹内まりやの個性的な魅力は、すでに20代半ばで確立されたものでした。
1980年のヒット曲「SEPTEMBER」や「不思議なピーチパイ」を聴きますと、それはもっと如実に解かります。アイドル歌手的な取り上げられかたをしていましたが、これらの楽曲でポップス・シンガーとしての評価が定まったのは間違いありません。
何曲かに関わっている松本隆の作詞が光りますし、林哲司、加藤和彦、杉真理というJ−POPを作り上げてきたアーティストの作曲も素晴らしいですが、それらを自分の歌にしている竹内まりやのセンスが光ります。
歌手に飽き足らず、作詞、作曲をし始めた頃です。本アルバムでも「恋の終わりに」「待っているわ」「little lullaby」の3曲はシンガー・ソング・ライターとしての萌芽と言えましょう。また、「さよならの夜明け」のように、竹内まりや作詞、山下達郎作曲という後のベスト・カップルを彷彿とする曲も収められています。
バックコーラスとしてepoや山下達郎のヴォーカルがとても魅力的な効果を上げています。
竹内まりやは、女性のシンガー・ソング・ライターとして確固たる地位を収め、近作『Denim』においてもヒットチャートの1位を得るように、人気は依然衰えません。嬉しい限りです。
M・A・R・I・Y・A まりーやーず ひっぱれー !!おすすめ度
★★★★★
「あと百年くらい待ってたら、私のこと、振り向いてくれる?」と歌う
名曲「待っているわ」に続いて、タイトルにしたジングルが入り、
そこから始まるのは今でも9月限定でFMなどでよくかかる「セプテンバー」
そしてヒットナンバー「不思議なピーチパイ」。
アイドル路線にも乗っけられ、TVに自前の衣装で出ていた時代の優良作。
個人的にはこれと「ポートレイト」の2枚に特に愛着があります。
オープニングからラストまで、おしゃれで且つ内容的にも充実した作品です。
「五線紙」の詩にはもう少し世代が上のミュージシャン達の音楽への愛着が
込められていて、妙に心に響きます。松本隆氏は偉大です。
竹内まりや初期の名曲集、お得でしょう。おすすめ度
★★★★☆
まだ初々しい大学生だった頃の、新鮮な歌声が満載のアルバムです。ヒット曲を中心に集めたベスト盤ですので、最近の彼女のアルバムでファンになった方が、昔のルーツに手軽に触れるにはもってこいです。暖かい季節のドライブなどには良く合います。
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